【初めての金属加工】Fusion360で設計したものをミスミのmeviyで加工してもらいました

Fusion360(CAD)

この度、新たなことに挑戦してみました。
金属製の筐体作成です!

記事のタイトルの通り、Fusion360で設計して、meviyに金属加工を発注するまでの流れを体験できたことは、とてもいい経験となりました。

この記事では、今回の経験を通じて感じたことを共有させていただき、DIYなど、ご家庭での趣味などに活用して頂きたくなるような内容を書いていこうと思いますので、ぜひ最後までお付き合いください。

Fusion360について

一言で説明すると、操作方法が分かりやすいCADソフトです。

CADソフトと言うと、敷居が高く難しいイメージを持っていましたが、YouTubeに多くの教材動画が存在することや、そもそもの操作方法が、かなり分かりやすいので、基本操作に関する習得コストは、決して高くないと感じています。

非商用の趣味利用に限り、3年間無償で使用できるため、まずは触ってみることをお勧めしたいソフトです。

Autodesk・Fusion360のページはこちら

身の回りのもので言うと、スマホスタンドなどを設計して、3Dプリンターで成形すれば、世界にひとつ、自分だけのアイテムを簡単に作製出来てしまいます。

meviyについて

ミスミという大手企業が運営するサービスである「meviy」は、3DCADデータをアップロードするだけで、すぐに見積もりをしてくれ、続けて発注まで出来てしまう、超絶便利なWebサービスです。

meviyのサイトはこちら

具体的には、扱っている材質は、大きく分けて金属と樹脂です。

それらの板金加工や切削加工を行ってくれます。
(曲げ・穴あけ・削り、などですね)

サイト自体はヘルプが充実しているので、分かりやすいのですが、一連の流れで、悩んだ箇所を備忘録として残しておきますので、ぜひご参考ください。

ちなみに今回行ったのは、板金加工の「曲げ」と「穴あけ」のみなので、切削加工についての紹介は出来かねますのでご了承ください。

アップロードについて

データに関しては、かなりたくさんの形式をサポートしている印象でした。
(逆にどれがいいんだろうと悩みましたが・・・)

私の場合はFusion360から、STEP形式で書き出し、アップロードを実行しましたが、問題なく認識してくれました。

その際、データに不備がある場合、自動で修正してくれたり、改善方法を提案してくれます。

データのエラーについて

これは、曲げの角度が急すぎるため、加工が出来ないと言われてしまった事例です。

その他にも鉄板の板厚が均一でない場合にエラーが出たりします。
特に曲げ部分に問題がある場合が多いようです。

いずれにしてもエラーは修正するしかありません。
どうしても解決しない場合は、電話での問い合わせも可能なので、迷子になることがなく安心です。

見積もりから発注までの流れ

エラーを修正し終わると、最終的には「発注準備完了」という状態になります。
カートに追加してから、注文入力に移るのですが、ここでちょっとだけ悩む事象が発生しました。

私の場合、meviyのアカウントのみを作成した状態で見積もりを実行していました。

そこから実際に注文するとなると、支払方法などを追加で登録しなければいけません。
クレジットカードの登録を済ませて、いざ発注しようとすると・・・。

「現在、申請中です。しばらくお待ちください。」と表示され、なんかうまいこといきませんでした。

結論としては、内部的な登録処理に数分を要したというのが、原因のようでした。

私と同じように、登録から即利用できないという現象が発生した方は、お茶でも飲みながら、数分待機してみて下さい(笑)

商品の到着

商品は、管理画面で確認した通りの納期で到着しました。
(私の場合は佐川急便でした)

梱包状態は、過剰なほどで、全く申し分なしでした。

meviy利用に際して学んだこと

私の場合、今回は筐体の作成という事で、箱型のものを作りました。

3パーツに分けて発注したわけですが、重なり部分の設計は、もっとしっかりすべきだったというのが反省点です。

写真では分かりづらいかもしれませんが、鉄板の重なり部分に、僅かに隙間が空いてしまっています。

これは、meviyが悪いのではなく、私の設計がピッタリ過ぎたことが原因です。
余裕(公差?)を持った設計をすべきだと実感しました。

ネジなどの知識も拙いため、見た目がダサくなってしまったのも、今後の課題です。
外側からビスで固定する形状の方が良かったように思います。

何か作ってみたい方にお伝えしたいこと

加工品は決して安くはありません。
今回は、アルミのアルマイト処理(つや消し黒)3パーツで50,000円ほどでした。

なので、失敗するとへこみます。

私のように知識が未熟な方は、許容範囲を考えつつ、極力単純なものを設計して、発注されることをおすすめします。

具体的には、ブックエンドなどは最初の一個に適していると思います。
慣れるまでは、無理な設計をしないに限ると感じました。

まとめ

初めての金属加工について書いてみました。
「Fusion360」「meviy」ともに使いやすく分かりやすい、ソフトとWebサービスだと思います。

アイデア次第では、自分の趣味に活かせる加工品を楽しみながら設計・作製できる、無限の可能性を感じました。

私自身が未熟なため、参考になるような記事ではなかったかもしれませんが、「やってみようかな」と思ってくれた方が一人でもいれば、すごく嬉しいです。

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