我が家の駐車場には、万年日かげと言っても過言ではないデッドゾーンが存在します。
冬の間、雪かきや除雪を行っても、車に踏み固められ、次第に分厚い氷へと変化していってしまいます。
3月に入り、日向の雪はどんどん融けていきますが、デッドゾーンの氷はしぶとく残り続けます。
放置しておいてもいつかは融けると分かってはいるのですが、滑ったり転んだりしては危ないので、これまでは、ツルハシを使ってチマチマ削っていました。
しかし、ツルハシは体力的に辛く、一度にたくさんの氷を割ることが出来ずにヤキモキしていました。
そんなある日、知人の紹介で「割るぞうくん」に出会ってしまったのです。
この記事では、頑固な氷に割るぞうくんを使用してみて感じたことを、メリットデメリットも含めてご紹介したいと思いますので、お悩みの方は最後までお付き合いいただけましたら幸いです。
割るぞうくんとは
全長約1mの金属の棒です。
取っ手部分にはスポンジ状のグリップが装着されており、先端部は約11cm角の鋭利な刃が付いています。
重量は4~5kgほどあり、女性や子供の方などは、重さを覚悟して持たないと落としそうになってしまうと思います。
男性でも片手で軽々持てる感じではなく、両手で「よいしょ」と持ち上げるほどの、なかなかの重量感です。
使い方は主に以下の2通りです。
- 重量を活かして、上から下に氷をガンガン割る
- 刃を地面と水平に動かして、割れた氷を剥がす
製造元のYouTubeチャンネルで、実際に使用している動画を観ることが出来ます。
実際に使用して感じたこと
写真ではたいしたことが無いように見えるかもしれませんが、一番分厚い箇所は約10cmほどもある、我が家のデッドゾーンの氷です。
まずは、氷の薄い端の方から砕き始めて10分・・。
かなり割れます。
すごく良い感じです。
割るぞうくんの重さを利用して、下に降ろすだけで、3~5cm程度の氷はみるみる割れていきます。
結構な大きさで割れるので、とても気持ちいいです。
全体の半分ほど削りましたが、同じ箇所をツルハシで削っていたら30分は掛かっていたと思います。
そこからさらに10分、割った氷を片付けた状態が以下の写真です。
だいぶ地面が見えてきました。
残りの氷もさっさと割るつもりでしたが、ここから苦戦します。
残った箇所の氷はとにかく分厚く、地面にへばり付いている状態のため、いくら叩けど、ちょっとずつしか削れませんでした。
体力的にもしんどくなってきたので、悔しいですが作業は翌日に持ち越すことにしました。
翌日も、一筋縄ではいかなかったので、割るぞうくんを斜め45度くらいの角度にして、まずは氷の表面を少し削って少しでも薄くしてから、一気に割りました。
割って、削ってを終えての感想をメリット・デメリットに分けてご紹介します。
(正確にはデメリットというと語弊があるかもしれません)
2日間使用後の刃の写真がこちらです。
地面とぶつかるので、刃こぼれは避けられないと思います。
あえて厳しめに、デメリットなどと書きましたが、氷でお悩みの方には迷わずお勧めします。
金額と購入方法
割るぞうくんは、岩手県の「吉田研磨工業」という会社の製品です。
企業HPから注文書をダウンロードし、FAXで注文可能です。
(私の調べた限りでは通販はやっていないようです)
金額は以下の通りです。
- 持ち手グリップ付き:6,500円(税別・送料別)
- 持ち手グリップ無し:6,000円(税別・送料別)
私の場合は、株式会社セキノ興産 山形店の営業の方からグリップ付きを購入しました。
こちらは常時在庫があるわけではないと思いますので、山形にお住まいで気になる方は直接お問合わせ頂くのがいいかもしれません。
まとめ
氷砕金棒・割るぞうくんについてご紹介しました。
たかが氷、されど氷、放っておけばいつかは融けると分かっていても、気分は良くありません。
使用頻度も少なく、金額も安くはないですが、「氷のストレスから解放されたい」「ツルハシを使って氷を割っている」方には強くお勧めしたい製品です。
今シーズン(2022年3月14日現在)は、もう出番は無いかもしれませんが、来シーズンまた活躍してもらいます。
個人的にはとてもいい買い物をしたと思える商品でした!
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