東北の冬の雪は本当にうんざりします。
上の画像のような大型の除雪機があったらいいなと、何度思ったことか・・・。
この記事では、手作業の雪かき方法と道具を、降り始めから凍って固まった雪との戦いまで、実体験を交えながらご紹介していきますので、宜しければ最後までご覧ください。
我が家の雪かき環境をご紹介
我が家は山形県の内陸部にあるのですが、積雪量は20~30cm/日くらいです。
家の屋根以外の駐車場や庭などは日当たりが悪く、特に駐車場はアスファルトなので、雪が降って片づけずに放置すると、車に踏まれてどんどん凍って固まってしまいます・・・。
屋根は傾斜が緩いので、日中暖かく夜に冷える日が続くと雪庇が出来てしまいます。
軒先から雪が張り出して、落ちるか落ちないかの状態です。
屋根に対して、すごく負担が掛かっているような状態なので、気分はよくありません。
少し突いたくらいでは落ちてくれません。
雪が積もった直後の雪かき
朝起きたら雪が積もっていた場合、雪の質は割とサラサラで軽い場合が多いので、まずはとにかく片づけることが大切です。
道具はスノーダンプを使い、一気に片づけましょう。
我が家ではプラスチックタイプのものに、滑りやすくするためにKURE 5-56を塗布して使用しています。
積雪量の多い地域の方は、軽くて丈夫なアルミ製のものを使うことで、より効率が上がるのでおすすめです。
細かい箇所ではアルミスコップを使いましょう。
積もった直後の雪かきにおいて、念頭に置くべきことがふたつあります。
ひとつめは欲張ったところで、一度にダンプで運べる量は変わらないという点です。
早く片付けたいあまり、たくさんダンプで運びたくなってしまいますが、その分重くなり、疲労と汗の量がとんでもないことになりますので、キープマイペースを心掛けるべきです。
雪かきのせいで風邪を引いたり、ケガをしては割に合いません。
ふたつめは徹底的にやりすぎず適度な諦めも大切、という点です。
一番の理由は、頑張ってキレイにしてもすぐにまた雪は降ります(笑)
天気予報では降らないとなっていても、裏切られることもしばしばなので「徹底的に」という気持ちは持たないのが賢明です。
余談ですが、私の母が以前、雪のことが気になりすぎてメンタルを病んでしまったことがあるので、心のゆとりが大切だと思います。
雪庇落としの注意点
先ほどお伝えした、屋根からせり出す雪庇ですが、こいつはかなり厄介です。
まず、雪庇を放置してしまうと、どんどんせり出してくるだけではなく、融けては凍ってを繰り返して重くなり、屋根の軒先に相当の負担を与えてしまいます。
最悪の場合、屋根が折れてしまうこともあるそうなので、注意が必要です。
対処法としては、なるべく早く突いて落とすことです。
この時、長めのスコップなどで落ちる程度であればいいのですが、大抵落ちてくれません。
そうなってしまったら専用の道具(雪庇落とし)が必要です。
アルミ製なので重量は非常に軽いです。
ギザギザの刃で切るようにして落としてあげることが出来ます。
雪庇落としでは絶対に気を付けなければいけないことがあります。
雪庇は見た目は雪でも、もはや「氷」だと思うべきです。
そんな氷が屋根から落ちてくる際に、真下に自分がいたら・・・、考えただけでもゾッとします。
方法としてはなるべく斜め下から作業をすることです。
私は手に大きな氷が当たり、打撲した経験があります。
頭に落ちていたらと思うと恐ろしくなります。。。
日当たりの悪い場所の雪の対処法
基本的に、日当たりのいい場所の雪は、スノーダンプで片づけてさえおけば、日中の太陽光や気温で地面に残ったものは融けてしまいます。
しかし、日当たりの悪い場所では、一向に融けてはくれず、(正確には少し融けても夜の寒さで凍り)結果的にはガチガチに硬い氷の層になってしまいます。
そこにさらに雪が降り積もり層が分厚くなれば、最悪春まで地面は拝めない可能性もあります。
そうならないようにするためには氷を割る必要があり「つるはし」がとても便利です。
おすすめは、片方が尖っていて、もう片方は平たい形状のものです。
氷を割る際の注意点はこちらです。
氷の様子を見ながらの作業になりますが、地面につるはしが付かないギリギリの部分を突くことで、氷はパカッと割れてくれます。
慣れるまでは、平らな面での作業をおすすめします。
実は私、、このつるはしの作業が大好きなんです。
陣取りゲーム感覚で、地面が見える箇所が拡がっていく様子は病みつきになります。
騙されたと思って、ぜひやってみて下さい!
本当に楽しいですから(笑)
細かい雪の片付けと微調整の道具
細かいザラメ上の雪を片付けるには、スノーダンプよりも適した道具があります。
それが「スノープッシャー」です。
タイヤが付いているものは、軽い力で押すことが出来るので女性にもお勧めです。
地面をしっかり出したい場合に最適な道具ですので、ぜひお試しください。
最後に、微調整を行う道具をご紹介します。
それは「レーキ」です。
ん?と思った方もいるかもしれませんが、小学校の時にグラウンドを均すために使ったアレです。
レーキは二通りの使い方が出来ます。
「かけらを集める」ことに関しては説明は不要かと思いますので割愛します。
雪の片づけは、非常に体力を消耗するため、一日では終わらないこともあります。
翌日、もしくは次回の作業が少しでも楽になるように、雪の表面をレーキで引っ掻くことで、表面積が増え、融ける速度を少し促進します。
レーキを掛けた部分が日本庭園のような見た目になるので、視覚的に癒される効果もありますよ(笑)
まとめ
いかがでしたでしょうか?
積雪直後から、氷になってしまった雪に対抗する道具と、注意点について記載しました。
今回紹介した道具の中には「つるはし」や「レーキ」など、家庭菜園で使うことが可能なものもあります。
おそらく大多数の方が、雪かきは苦痛と思っていらっしゃると思います。
しかし、キープマイペースで目標を立てながらゲーム感覚で行うことで、楽しさが見えてくることもあります。
私自身は雪かき嫌いじゃないですよ(^^♪
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