ヒッチメンバーは「車で何かを運ぶ(牽引する)」ためにとても役に立つアイテムです。
しかし、メーカーや製品の種類が多く、さらにネットの情報はあまり多くないので、購入したくても頭を悩ませてしまいます。
この記事では、そんな悩みを抱える方の参考になればと、釣り目線にはなりますが、経験談を交えながら、失敗しないヒッチメンバーの選び方をお伝えします。
筆者のヒッチメンバーと使用用途をご紹介
私はバスフィッシングが好きなので、バスボートを牽引するためにランドクルーザープラド150に株式会社グローバルの「GlobalTight」をいうヒッチメンバーを取り付けて使用しています。
写真左側の空洞のような部分にヒッチボール(※後ほど紹介します)を取り付けますが、通常は外しています。
つけっぱなしのヒッチボールにスネをぶつけて何度涙を流したことか・・。使用時以外は絶対に外しておくべきです。
ヒッチメンバーのメーカー
全てを網羅しているわけではありませんが、ボート牽引に使用する場合は、これからご紹介する3つのメーカーいずれかの製品を選べば問題はないかと思います。
グローバルタイト(株式会社グローバル)
私が実際に使用している製品です。
こちらを選んだ理由は、ふたつです。
- 車の形状に合ったデザイン
- 錆びにくい塗装処理
ヒッチメンバー自体が湾曲しているため、車のボディの曲線と一体感が生まれます。
塗装に関して、私の場合は水辺での使用がメインになるので、やはり錆は防ぎたいところです。
メーカーHPには以下のように記載されています。
塗装へのこだわり
優れた焼付パウダーコートで、どのシチュエーションも対応最終塗装工程はオートバイのフレーム塗装などにも採用されている、耐衝撃、耐候性に非常優れた焼付塗装パウダーコートを採用。
下地はサンドブラスト処理後、化成処理、防腐防錆処理、パウダーコートの3コートが標準工程。
当社テストにて5シーズン海、川で使用したヒッチメンバーでも、タイヤの砂利巻上げによる塗装剥がれ、錆の発生がないことを確認。
出典:株式会社グローバル 技術と品質ページ
SUNTREX TUGMASTER(株式会社サン自動車工業)
メーカーサイトはこちらです。
TUGMASTERという名前はSUNTREXヒッチメンバーシリーズの商標名のことです。
この製品は私のヒッチメンバーデビュー時にランドクルーザープラド120に取り付けて使用していましたが、おすすめポイントはふたつです。
- カーメーカー純正採用
- 剛性の高さ
初めてのヒッチメンバーという事で右も左も分からなかった時に、TOYOTAディーラーでの購入と取り付けを依頼したのですが、その際、製品の選択肢がTUGMASTER一択でした。
他メーカーも無理を言えば取り寄せてくれたのかもしれませんが、メーカー純正採用という事で、安心感から購入に踏み切りました。
実際に何度もボート牽引して高速道路や山道を走りましたが、剛性面での不安は一切ありませんでした。
そんなにいいのになぜ今はグローバルタイトなのかと言うと、TUGMASTERはフレームが真っすぐなので、見た目がすごく目立ってしまうんですよね・・・。
SOREX(両備ホールディングス株式会社)
メーカーサイトはこちらです。
私自身はこの製品を使用したことが無いので、ホームページに掲載の情報と自身の感覚的な内容しかお伝え出来ませんので、ご了承ください。
- ステンレス製品の見た目がカッコいい
- トレーラーを特注で製作してくれる
SOREXは上記写真のキャッチコピーにもあるように「ステンレス製品」が売りです。
一般的なヒッチメンバーは鉄製のものに塗装を行ったものが多いですが、ステンレスは輝きがとにかくかっこよく見えます。
さらにSOREXではトレーラー(荷物を載せてひっぱる台車のようなもの)を要望のサイズで製作してくれることも魅力のひとつです。
ヒッチメンバー購入の際に注意すること
牽引クラス
ヒッチメンバーには牽引クラスと言うものが存在します。
これはヒッチメンバー自体の許容荷重のことを指し、以下の5つのクラスが存在します。
牽引クラスは「重いものを引っ張りたいからClassEで決まり」と言った簡単なものではありません。
ご自身が所有している車に適合するクラスを調べる必要があります。
最も確実なのは車検証のコピーをもとに、先ほど紹介したメーカーに直接問い合わせされることをおすすめします。
私が以前TUGMASTERを購入する際に、ClassCとClassEどちらにするかを聞かれ、金額の安いClassCを選択しそうになりましたが、バスボートを牽引する場合はClassEでなくてはいけないことを知り、ぎりぎりで注文変更が間に合った経緯があります。
何を引っ張りたいかをもとに、慎重に牽引クラスを選択されることをおすすめします。
ヒッチボール
冒頭で少し触れましたが、牽引する際にはヒッチボールと呼ばれるもの(上記写真の銀色のボール部分)にトレーラーを連結して走行します。
ヒッチメンバー購入の際に、ヒッチボールも付属してきますが、連結の際に注意することがあります。
トレーラーは基本的に地面と平行の姿勢で走行すべきとされています。
万が一、トレーラーが傾く場合はボールマウント(ボールを固定する黒い金属部分)を別途購入する必要があります。
もし事前に、取り付けた際のボール高さが確認可能であれば、確認の上、トレーラーとの高さを検討されることをおすすめします。
ヒッチメンバーの使いみち
ヒッチメンバーはヒッチボールにトレーラーを連結して牽引する以外にも様々な使い方が可能ですのでご紹介します。
カーゴキャリア
キャンプ用品などをキャリアに載せることで車内をひろく使うことが出来る上に、タイヤなどを載せて使用すれば車内が汚れずに済みます。
バイクキャリア
226kgまで積載可能なバイクキャリアです。
ラダーレール付きで、載せ降ろしも楽に行うことが出来ます。
自転車キャリア
自転車二台まで積載可能なので、ご夫婦やカップルでサイクリングデートを満喫できます。
さらに台数を積載したい方にはこちら(最大5台)もおすすめです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
釣り目線ではありましたが、ヒッチメンバーについて記載しました。
ヒッチメンバーは人生でそう何度も買うものではありませんし、万が一走行中に落下するようなことがあっては取り返しがつかないことになる場合もあります。
そこで、あくまで私個人の意見ですが、取り付けに関しては知識のある専門業者にお願いすることを強くおすすめします。
アウトドアが好きな方はさらに休日が楽しくなるアイテムだと思います。
この記事を参考に良い週末ライフを過ごして頂けたら幸いです。
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