ライブスコープを始めとして、近年の魚探の高性能化・大画面傾向は、ボートアングラーにとって、大きなアドバンテージになると同時に、これまでのバッテリーシステムでは電力を供給しきれない問題として、頭を抱えている方も多いのではないでしょうか?
私もその一人でした。
そして、この度、バッテリーが上がる恐怖に耐えかねて、意を決してリチウムバッテリーに変更しました。
この記事では、これまでのバッテリーシステムについてと、リチウムバッテリーに変更して感じたメリット、EV-CUBEについて書いていこうと思います。
これまでの「バッテリー」と「魚探システム」
バッテリーシステムは以下の通りです。
- ボイジャーM27MFx3台:36Vエレキ用
- ボイジャーM31MFx1台:魚探・クランキングなどエレキ以外の全て
魚探は、以下の通りです。
- ローランスHDS12 Gen2 Touchx2台
- HONDEX(ホンデックス)HE-840x1台
これまで、このシステムで釣りをしていて、不便を感じたことは一切ありませんでした。
魚探は終日付けたまま、雨の日に10時間ほど釣りをし、ビルジを回しっぱなしにしていても、大会中にライブウェルを付けっぱなしにしても、M31MFバッテリーのインジケーターは、せいぜい緑から黒に変わるくらいで、バッテリーが上がるなんてことはありませんでした。
新たに導入した魚探システム
- GARMIN GPSMAP 1222XSVx2台
- ライブスコープLVS32&ブラックボックスx1セット
これまで付けていた魚探は全て取り外し、上記のシステムに変更しました。
取り付けの際にも「今のバッテリーシステムでは絶対に上がる」とまで言われていたので、かなり心配しながら、ジャンプスターター持参で桧原湖で約6時間x2日間釣りをしてみました。
バッテリーが上がることはありませんでしたが、気が気じゃなく、釣りに集中できないというのが本音でした。。。
ジャンプスターターを持ってきているとは言え、使用した際のトラブル(そもそも掛からない・計器類が壊れる)なども耳にしていたため、不安を煽りました。
とは言え、モバイルバッテリーとして、スマホの充電にも使えるので便利です。
2日間の釣行ではバッテリーの容量不足を実感は出来ませんでしたが、今後、さらに長時間釣りをすることや、大会中のアクシデントなどを考えると「魚探用」と「クランキング用」のバッテリーを同じものにしておくことに、かなり抵抗を感じるようになり、リチウムバッテリーへの変更を決意しました。
大容量リチウムバッテリー「EV-CUBE」を購入
魚探用のみを購入するという手段もあったのですが、そうなると、バッテリーがこれまでの4台にプラスして、5台になってしまうため、設置場所の問題から、ストレージを1つ潰すことになってしまうため、もはや「野となれ山となれ」の気持ちで、エレキ用・魚探用を1台ずつ購入しました。
エレキ用バッテリー
上記の画像はエレキ用(36V 70A)バッテリーです。
大きさはボイジャーM27MFよりも小さく、重量も13.5kgと、とても軽いです。
小さな液晶画面が付いており、電圧と残量が確認出来ます。
八郎潟で6:00~17:00まで11時間使いましたが、強風で割とエレキを使用した状態でも、残量は80%を上まわっていたことには驚きました。
土日2日間の釣行であれば、1日目終了後に充電しなくても全然大丈夫な印象です。
(私は念のため、毎日充電しています)
まあまあ大き目の充電器を充電ポートに挿して充電しますが、フォーンという結構大きめな音が鳴るので、気になる方は気になるかもしれません。
充電が完了したら音は止まります。
(残量0からの充電で3~4時間との事なので、かなり早いです)
魚探用バッテリー
魚探用(14.8V 100A)はエレキ用に比べて、一回り小さく、重さも11.2kgです。
肝心の容量はと言うと、率直な感想としては「十分だけど、、あれ?そんな感じ?」というものでした。
エレキ同様、約11時間使用したところ、残量は54%でした。
3日間使用しましたが、いずれも50~55%の残量でした。
充電器はエレキ用のものより、一回り小さく、ポートも小さいですが、フォーンの音は同様にします。
あと、万が一のためにブレーカーもつけました。
EV-CUBEについて
個人的には遊び心のあるオシャレなデザインが気に入っています。
先ほどもお伝えした通り「残量が確認出来る」のが、何より嬉しいポイントです。
ただ、リチウムバッテリーはご存知の通り、完全防水ではありません。
EV-CUBEには専用のネオプレーンカバーが販売されており、装着することで水や衝撃に対応できるようになっています。
手触りが気持ちいいカバーですが、過信せず、気持ち程度と考えた方がいいかもしれません(笑)
また、EV-CUBEはバッテリートレイの上で、滑ります。
ベルトで固定しても左右に滑ります。
という事で、神経質な私は滑り止めシートを敷いたところ、ピタっと止まってくれました。
まとめ
リチウムバッテリーは決して安い買い物ではありませんでしたが、バッテリー上がりの恐怖から解放された今、買った事に後悔はありません。
ひと昔前は、バッテリーは適度に交換する消耗品というような位置づけだったはずですが、今や、高価な買い物になってしまいました。。
魚探、バッテリーに続き、次はどんな高価なアイテムが登場してしまうのでしょうか・・。
恐ろしいような、楽しみなような!
たかが釣り。されど釣り。ですね!
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