あなたにとってのバス釣りのハイシーズンは、いつですか?
私個人の意見としては、6月~7月(主に梅雨の時期)だと思っています。
理由のひとつとして、スポーニングが一段落し、アフターから回復の魚が増えてきて、小バスなども活発に動き出し、トップウォーターなどの釣りが成立する楽しい時期だと感じるからです。
この度、そんなハイシーズン(仮)のど真ん中、6月26~29日までの4日間、八郎潟のバス釣りを満喫しに行きました。
・・・が、しかし、終わってみれば、4日間でキャッチしたバスは1匹です。
なので、この記事は「今の時期はこんな釣りがいいです」と言った内容ではなく、ただの愚痴と悔しさの備忘録です。
それでもよろしければ、最後までお付き合いください…<m(__)m>
「八郎潟の状況」と「釣りのプラン」
朝イチ、葦島へ向かい数投目のフロッグに元気に飛び出してくれたナマズくん。
今後の展開への期待に胸が膨らみました。
八郎潟の状況は、数日前の雨の影響で、若干水温が下がったそうですが、全体的には20~22℃程度。
日中は24~27℃くらいまで上昇し、最終日にはアオコも多く見られました。
秋田県は6月23日頃に梅雨入りしたようですが、4日間とも曇りor晴れで、連日、最高気温が25~30℃近くまで上昇しました。
肝心なバスの状態は「アフターが多め」を想定して釣りをしていきました。
具体的には以下のルアーを要所要所でローテーションしました。
- トップ系:フロッグ、ポッパー、虫など
- バックスライド系:棒状のものからファットイカまで幅広く
- ストレート系:ノーシンカー、ネコリグなど
- ダウンショット:サカマタシャッド、アンクルゴビーなど
馬場目川で回復系のバス?
サカマタシャッドのダウンショットを岸から少し離れたブレイク付近にキャストしたところ、着水と同時にバイトしてきました。
しかし、まさかのすっぽ抜け。
もう一度同じ場所にキャストして、少し誘うと、食い直してくれました。
キレイな回復のメスだと思うんですよね~。
しかも、一番季節感の進みが遅い馬場目だし・・。
「思っていたアフター展開ではないのか?」という気持ち共に、ここから最終日まで迷走が始まりました。
その後、岸際、冲目問わず、しばらく馬場目を探ってみるも、何の反応も無いため、三種川を覗いてみることにしました。
三種川は相変わらず、水が悪く、茶色くドヨーンとしていましたが、何かきっと反応があることを信じて、キャストを続けましたが、雷魚やナマズの反応もないまま、一日目が終了となりました。
アオコネットかよ!
2日目は、妹川→馬踏川→豊川→井川の順に、一通り川を見ていきました。
妹川はベイトが多く、鯉も活発で生命感に溢れていましたが、バスはお留守でした。
馬踏川は、橋を越える時にはアオコネットは設置されていませんでしたが、上流に向かって流している時に、作業をされるような方々が続々と来て朝礼を始めたので、戻って聞いたところ、今日がネットの設置日との事・・。
すぐに豊川に移動しましたが、こちらもネットがいつ設置されるか分からないため、閉じ込められないようにソワソワドキドキしながら、集中力のない釣りをしました。
ここまで、日差しが強かったので、オーバーハング下の釣りをメインにしました。
使用ルアーはジャッカルのデンプシージャック。
初めて使いましたが、キャストは決まるし、エラストマーで丈夫なので、かなり優秀なルアーです。
フックポイントが絶妙に隠れるのも嬉しく、枝に引っかからないので、ストレスフリーで釣りが出来ます。
井川の水門付近は(おそらくバスの)フライが多いのが印象的でした。
既にネストから巣立って、集団で列を作って泳いでいました。
その後、アオコネットまで流しましたが、何の反応もありません。
心が折れて、15時に早上がりしてしまいました。
馬場目川クルージング
3日目の朝イチは馬場目川からスタート。
安定の雷魚2連発です。
アオコネットのコンクリート付近には先行者の方が。
話しかけると「トップに2回バイトがあったが乗らなかった」との事でした。
お先に失礼して、上流に向かって、流していきました。
最終的に高速道路の下ぐらいまで行きましたが、道中、20cmくらいの見えバスがいただけで、それ以外は何の反応もヒントもありませんでした。
・・・難しすぎるぞ、八郎潟。。。
その後、良さげな変化にドライブクローラーのネコリグをキャストすると・・・待望の!
完全にバスだと思っただけに、ショックは大きかったです。
折り返し中に、朝イチお会いした先行者の方ともう一度会ったので、話をしてみると、本湖方面の川全てを見てきたけどダメだったとの事でした。
その後、第一ポンプで雷魚、葦島で雷魚をキャッチして終了となりました。
第一ポンプの雷魚は、写真には写っていませんが、口の奥にミドリガメを食べていました。
葦島で釣れた雷魚は、フロッグをかなり飲み込んでいて、所持しているプライヤーでは歯に当たりそうで怖かったので、オエオエ棒でなんとか外しました。
そして、長めのプライヤーも購入しました。
八郎潟に釣りに行かれる方には、雷魚対策を完璧に準備されることを強くお勧めします。
投げやりな最終日
もはや、何の手掛かりもないので、最終日は三種川で当たって砕けることにしました。
・・のですが、写真の通り、水悪い。
油ですかね?上流まで、ずっと浮いていました。
流れ込みだけ見て終わりにしようとしたら、なんとバイトが!
ニゴイですけど・・。
(ガッカリし過ぎて写真無し)
その後、承水路とSTCで2回ほどバイトがありましたが、フッキングすることなく、すっぽ抜け。
既に心はバキバキに折れているので、お昼に上がることにしました。
桟橋で他の方の話を聞いてみると、本湖方面では結構釣れているらしい。。。
自分にもバイトがあったことを考えると、最終日にして、やっと食い気が出てきたのかな、という印象でした。
今後の八郎潟との向き合い方
今回の4日間の釣行を終えて、悔しい気持ち、悲しい気持ち、様々な感情がありますが、間違いなく言えることは、バスの個体数は明らかに減少していると思います。
「アフターは難しい」という言葉ではくくれないほど、色々な場所で様々な釣りをしたにも関わらず、ここまで何のヒントも無かったのは、釣り人生で初めてです。
それを踏まえて、八郎潟の釣りを辞めようかな、という気持ちにもなりましたが、もう少し縋ってみようと思います。。
そのためには、昨日を含む過去の状況に固執せずに、毎日を0からのスタートで釣っていく必要があると感じました。
さらに、エリアに関しても、毎日全エリアを廻り、その日のベストを探す必要があると感じました。
とは言え。。。
まとめ
ハイシーズンの八郎潟での迷走を、散々愚痴らせて頂きました。
私は、トーナメンターでもなければ、釣りが仕事でもありません。
難しい八郎潟で、少し頭を使って、楽しく釣るのが好きな凡人です。
ただ、最近の八郎潟は、趣味で楽しむレベルとは言えない難しさで、困惑しています。
ゲーム性が高くなったと割り切るべきか、個体数の減少を悲観するべきか、運命の分かれ道ですね・・。
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