この度、6月5〜7日までの3日間、八郎潟にバス釣りに行ってきました。
6月2日に開催されたHBA第2戦SDGマリンカップの結果を見る限り、決して甘い展開ではなかったようですが、5月の最悪コンディションからは抜け出し、ほぼ半数の人が釣れた結果だったようです。
この記事のタイトルでは「感動」や「素晴らしい」という大袈裟な表現を用いましたが、それほどに今回の釣行は衝撃的でした。
言葉でどの程度お伝え出来るか心配ですが、よろしければ最後までお付き合いください。
6月5〜7日の八郎潟の様子
まずは気温ですが、朝の最低気温は11〜12℃程度で、日中の最高気温は20〜25℃程度ということで、最も釣りがしやすい気候だったと思います。
最終日に掛けて、晴れの割合が多くなったので、体感的にはどんどん暖かくなっていった印象です。
水温は、場所によっては14℃台のところもありましたが、平均的には18℃前後と、こちらも快適な水温と言える状況でした。
いつも通り、簡単ではないのだろうと想像しながら、獲れる魚をミスなく確実に獲っていこうと誓いを立てて、いざ出船しました。
三種川は水が悪すぎるのか?
写真だとそこまで悪い水には見えませんが、代掻きの濁りが酷かったです。
とは言え、毎年、この時期に濁りはあるわけで、そんな中でも釣果を得られるのが、三種川の特徴であり、バスのストック量が多いことが「三種祭り」というユニークなネーミングが誕生した所以だと思います。
一度のバイトも無く、次の一手を模索しているその時でした。
「あれ?この川の水はマシじゃないか?」
八郎潟に通い始めて、10年以上が経ちましたが、大好きな三種川にも関わらず、雰囲気だけで見切って行こうともしなかった川、そうです。鵜川に入ってみることにしました。
すると、沖めのブレイクで、ロッドに違和感が。
半信半疑でフッキングすると、40cmくらいのたぶんアフターのメスだと思います。
口の中が赤かったので、冷え込みで活性は高くない状況であると判断しました。
その後は、反応もなかったので、鵜川、三種川を早々に見切り、承水路全域をチェックしてみたところ、ラインがスーッと走りました。
1日目の手ごたえとしては「よく分からん」という感じです。
バスの状態も「アフター多めなのかな?」くらいの印象で初日を終了しました。
本湖流入河川を調査
馬踏川と小深見川以外の川は全て行きました。
例年通り、カンムリカイツブリの巣だらけです。
三種川と比べると、水の状態は悪くないですが、泡が残ったり、油のようなものが浮いていたりと、良い感じではありません・・。
HBA第2戦で優勝された方は、井川で釣ってきたそうですが、自分が流した感じとしては、1匹だけネストっぽい魚を見た以外に、手掛かりを得ることは出来ませんでした。
上流に向かって右側の水門を工事したことは知っていましたが、左側も綺麗になっていました。
最後に様子を見がてら馬場目に入ったところ、プリのような魚が釣れました。
アフター回復の魚ではないような気がするのは、馬場目川の水温に理由があります。
というのも河口部は、承水路と同じ18℃程度でしたが、上がって行くにつれて、みるみる水温が下がっていきました。
赤い橋を越えたあたりでは14℃台になり、流量の豊富な馬場目川の新たな一面を見た気がしました。
この時点で1日目、2日目でほぼ全域の様子を知ることが出来ました。
それを踏まえて3日目(最終日)は、どこに行くべきか悩みます・・。
どこ行ってもダメだろうなと半分以上諦めています。
・・・が、3日目、すごいことが起こり、感動することになります。
「雷魚」と「ナマズ」のパラダイス
承水路の西岸をトップウォーターで流していけば、いくらでも「雷魚」と「ナマズ」が釣れそうな雰囲気でした。
3日目の朝イチ1時間で、合計3本の魚がサクサクッと釣れてしまいました。
バスを狙っているとガッカリする外道たちですが、もともと釣るつもりで狙うと、それはそれで嬉しくなります。
特に雷魚に関してですが、かなり本気食いしてくるので、丸呑みされることも多々あります。
(ポップXを飲まれたのはかなり焦りました)
八郎潟で釣りをされる方は、マウスオープナーは必須アイテムだと思います。
必須アイテムの話ついでにもう一つお伝えしたいことがあります。
木に引っかかってるラインの向きの感じから、たぶん陸っぱりの方だと思います。
手元でラインを切ってるとしか思えない量でした。
根掛かり回収機を持っていくか、ラインを引っ張る道具は持っていくべきだと思います。
3日目の光景とその翌日の話
だいぶひっぱりましたが、この記事でお伝えしたかった本題に入ります。
今後のことを考えて場所は伏せますが、ペアリングのバスだらけの光景を目にしました。
(10カップルくらい)
彼らはルアーには見向きもしないだけでなく、観察していると面白い行動をとっていました。
中でも驚いたのは、水面に顔を出して、鉄砲魚のように水をピューっと口から出したのです。
いわゆるミッドスポーンという状態を見たのは、バス釣り人生で初めてでした。
上の写真のバスは、レイダウンの先端にポケーッと浮いていたポストのバスを虫ルアーでキャッチしました。
明らかに前日までとは違う動きを見せていますし、フィールドが生き返ってきた感じがしました。
しかし、話は、これで終わりではありません。
その翌日(6/8)、ガイドで出ていた方が、(たぶん馬場目で)爆釣したというのをインスタで見ました。
同日、私の知り合いの方も井川で船中7本キャッチしたとのことでした。
状況を考察すると、釣行3日目(6/7)は大潮最終日でポカポカ陽気。
一気にスポーニングのスイッチが入ったんだと思います。
そして、その翌日、ポストのバス達(だけではないかもしれません)が、一気に捕食モードに切り替わったのではないかと推測します。
ブラックバスという魚は、本当におもしろい魚であると再認識しました。
まとめ
今回の釣行は、私の釣り人生においても忘れられない出来事がたくさん起こりました。
間違いなく言えるのは、個体数が減少し、どんどん難しくなる八郎潟ですが、新しい命は確実に産まれています。
そして、自分の考えや戦略など浅はかとも思えるほどに、自然が変化するスピードは早いことを実感しました。
次回は、回復のバスたちにフロッグで遊んでもらおうと思っています。
やっぱ、ハチローはすごい。
サイコー!!
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