前回6月7日に、桧原湖に釣りに行った様子を記事にし、偉そうに予想を立ててみました。
結果、予想は絶妙に外れました(;・∀・)
とは言え、様々な発見もあり、良い釣りが出来ました。
桧原湖勉強中の身の自分にとっては、実りある一日でしたので、この記事では、釣果情報だけでなく、「湖の状況」や「状況による釣果の変化」などをお伝えしたいと思いますので、最後までお付き合いいただけましたら幸いです。
6月24日の桧原湖の状況
事前の天気予報では、曇りのち晴れで風は1m程度、気温は20度前後ということだったので、絶好の釣り日和を期待して出船しました。
桧原湖の状況は、前回、6月7日のほぼ満水と比較すると70~80cm程度減水しており、日に日に水を減らしているとの事でした。
水温は21℃程度で、前回より3℃ほど上昇していました。
朝一、エンジンで出船したい気持ちを抑え、あまりやり込んだことのない、早稲沢周辺から釣り始めたところ、上記の写真のバス(700gぐらい)が1投目にヒットしてくれました。
3~4mの水深で、ネコリグの中層スイミングでした。
カットテール4のシナモン、ネイルは0.5gなので、ワカサギと思って食べてくれたのかな?と予想してみます。
水面に生命感を感じる状況だったので、すかさずアイウェーバーに変更すると、小バスがチェイスしてきたので、軽くトゥイッチを入れると迷わず食べてくれました。
前回、I字形で一匹も釣れなかったので、リベンジ成功と同時に「もはや今日って楽勝な日?」と、慢心してしまったのをきっかけに、全くバイトがなくなってしまいました。
衝撃の出来事
早稲沢周辺で全く反応がなくなってしまったので、神社前からラーメン屋のストレッチに向かってみました。
岸際のシャローに魚は確認出来なかったので、底が見えるか見えないかの4mあたりにボートポジションを取り、岸と平行にネコリグをキャストしていくと、早々にヒットしてくれました。
これが衝撃的でした。。。
魚の口の奥にこのワームが引っかかっていました。。。
ラインブレイクで切られたんでしょうか。。
それとも、釣りあげた後に喉の奥に刺さっていることからラインを切ってそのままリリースしたんでしょうか。。
確かに、喉の奥に刺さった場合、無理に外すとバスが死んでしまう事もありますからね。。
とりあえず、なんとか安全に外して逃がすことが出来たので、一安心です。
しかし、衝撃はこれだけでは終わりません!
外したルアーが、蛍光色のワームをカットして使ってることから、なんとなく気になったので、リリースした後に、ヒットした当たりのポイントを見てみると・・・やっぱりネストでした。
しかも、そこで健気に卵を守るバスは、おそらくですが僕がリリースしたばかりの魚です。(たぶん)
ごめんなさい、という気持ちと共にネストを眺めていると、周りにはバスより一回り大きい魚が数匹・・・ニゴイです。
奴らは隙を見ては卵を狙っていました。
初めて見る光景だったので、とても衝撃的でした。
その場を後にし、浮かんだブイのロープに目を向けると、今度はほっこりする光景がありました。
見えづらいですが、黒い点のようなものが、今年産まれたばかりの稚魚たちでした。
自然界の「生(稚魚)」と「死(卵)」を同時に見ることが出来、うまく表現できませんが、とにかく勉強になりました。
「天候」と「風」
ちなみに上の写真は、桧原湖への道中撮影した、西吾妻スカイバレーから桧原湖を撮影した写真です。
雲で湖は見えませんが、凄い景色でした。
あと、道路でたまに野生のサルを見かけます。
話を釣りに戻します。
結構本降りの雨が降り出し、風が出てきたので、そのタイミングで糠塚島に移動しました。
ラーメン屋と糠塚島の中間くらいの5~6mをダウンショットで探ると、元気な子バスが反応してくれました!
後が続かず、糠塚島の裏(東)側に移動してみました。
すると、今度は一転して快晴無風。。。
桧原湖の天気の変化すごいです。。。
しかし、この快晴がヒントを与えてくれました。
ネコリグをキャストすると、ピックアップ寸前にチェイスが何度か確認出来ました。
・・・が、食いません。
シャローに見えバスが!
・・・が、食いません。
小さい虫を食ってる感じのボイルが!
・・・が、食いません。
たぶん、ルアーをよーーーく見て、自分が食べてる(もしくは食べたい)ものとの違いを認識しているんだと思います。
虫ルアーをロングキャストしてみてもダメ。
ワカサギっぽいルアーもダメ。
エビっぽいルアーもダメ。
何を食ってるんだろう。。。??
大川入川周辺のシャロー
もはや、このあたりから、ディープやったら?
前回の記事で今回はディープと予想してただろ?
と、心の声が聞こえてきます。
しかし、自分の中にディープの持ち駒がありません。。。
という事で、大川入川周辺のシャローで、サイトをすることにしました。
(これが今回最大のミスですね。。。)
岸際ではエビを食べてるようなボイルが!
すかさずノーシンカーをスキッピング!
・・・ちっさ!
ちなにみルアーはこれです。
脚の小刻みなプルプルが良い感じです。
その後、マシなサイズを狙ってみるも、いまいち食わせるまでには至らず、時間を無駄にしてる感が否めなくなってきました。
大川河口部でキャロを試してみるも無反応です。
このあたりから、空は曇りだし、風も吹くようになってきたので、意を決してディープに挑戦すると決め、当日一番の大移動を敢行しました。
無名島
なぜ、結構大きいのに「無名島」なのかは、よく分かりませんが、青木大介プロが試合でよく行くポイントですね!
島の東側は浅く、西側は一気に20mくらいまで水深が落ちていくような場所です。
魚探の映像を見ても、ワカサギっぽいものが時折映ります。
3.5gキャロ、1.3gダウンショットなど、試してみるも反応がありません。
既に心が折れかけているので、こうなると島回りの浅い部分が気になってしまします。
ダメもとで島の北端の小さい岬部分にネコリグを通してみたところ、かなりいいサイズのバスが来てくれました。
久々のバイトだったので、慎重に慎重にやり取りをし、魚が諦めた顔をして寄ってきたのでハンドランディングしようとロッドを軽く持ち上げた時に、フックが外れてしまいました。。。
バスの方もおそらく諦めきっていたはずなので「アレッ」という感じの間があってから、スーッと水中に消えていきました。
とは言え、ファイトは十分楽しめたので、オートリリースという事にします(笑)
あと、最近ハンドランディングにハマっています。
もともとは、ネットを使って確実にキャッチすることを重視していたのですが、大会でもなんでもないプライベートな遊びの釣りなので、最後の一瞬まで楽しみと興奮が続いて欲しいという思いから、やり始めたのですが、かなり楽しいのでおすすめです。
この1匹(オートリリースだから0.8匹か?)が、迷走した気持ちと、雑な釣りのリズムを払拭してくれました。
この時点で14時ごろ、終了まで2時間ちょっとです。
本日の正解は?
冷静に分析出来るメンタルが復活したので、桧原大橋対岸のエリアに、最後の望みを託すことにしました。
初めて入るエリアだったので、よーく観察すると、8~10mのポジションに船を浮かべていると、水面下1mくらいをシャカシャカと(まるで皇居周りをランニングするように?)単体で泳いでいるバスを何度か見かけました。
もちろん、ルアーは全く無視です(笑)
なかでも、面白かったのは、ボートの周りをついてくるようなしぐさのバスがいたことです。
ルアーを投入すると、スーッといなくなるのですが、しばらくするとまた戻ってきてウロウロ。
かわいいバスでした(*^▽^*)
8~10mのディープで、キャロやネコリグを試してみましたが、なんとも反応が無いので、4~5mに沈んでいてうっすら見えるスタンプをダウンショットで狙ってみることにしました。
すると、写真のバスが立て続けに釣れてくれました!
アフター回復して、エサを求めてるようなキレイな魚でした。
この時使用したワームはベビーサーディン2インチ、カラーは肌色っぽいやつです。
このワームは、独特なニオイとちょうどいいシルエットで、桧原湖に行く場合は絶対に持っていくワームのひとつです。
液漏れが不安なので、メイホウのリキッドケースに入れてしまえば心配ありません!
まとめ
今回は「自然界の生存競争」「天候と風」「バスの状態」など、様々な出来事やファクターがあり、本当に実りある釣行でした。
残念ながら、前回の釣行をもとに立てた予測を実証することは出来ませんでしたが、確実に季節は進行しています。
その中で、バスが何を求め(食べ)ているかを予測&判断し、時には風など、天候の力を借りながら、状況にあったスポットに的確なルアーを投入出来れば釣れる、という、基本でありながら重要な事が分かりました。
7月は八郎潟に行く予定なので、その様子をご報告します!
(桧原湖も行けたら記事にします!)
早稲沢キャンプ場の足湯は気持ちいいですよ~♪
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